授業をつくるTV

このブログでは,youtube「授業をつくるTV」と連動して,子どもと教師,子ども同士のやり取りから,授業の姿やそれを作り出す教師の思いを考えていきます。

第2回「よい雰囲気は自分たちでつくる」

 ⬆︎クリックして動画を見てください。

教師の思いを伝え,言葉で表す。そして,その言葉に戻して考えさせる。

 

若い頃の私が,最初にたどり着いた言葉は「仲間を大事に 心をひとつに」でした。 

 

例えば,失敗した友達を責める・笑う,授業中に友達の話を聞かないなど…そのようなときは,その都度「仲間を大事に 心をひとつに」という言葉に戻して考えさせました。もちろん,友達を大事にするような姿が見られたときは,その言葉に戻して大いに褒めました。

 

学年の最後に,一年間の思い出を書かせたとき,子どもの文章の中に「仲間を大事に 心ひとつに」という言葉がたくさん出てきました。教師の「こうなってほしい」という思いを,一年間意識して伝え続けると…それは言葉と共に具体的な姿となって子どもの心に刻まれます。

 

高学年をもつことが多くなると,「よい雰囲気は自分たちでつくる」という言葉を使うようになりました。 

 

学級を作っていくのは,すべて雰囲気であるように思えたからです。そして,その雰囲気を作り出していくのは,教師ではなく,最後には子どもたち自身であると…。自分たちでよい雰囲気を作り出せれば,きっと「相手の気持ちを考える」「前を向いていこうとする」子どもに育ってくれます。

 

(動画にも出したように)すぐに子どもの姿が変わるわけではありません。それでもやり続けるためには「教師の根気と本気」が必要です。その原動力は,目指す子どもの姿を,教師が本気でよいと思っていることです。それは,「人としてどうあるべきか」という問いの答えでもあるように思えます。

 

あるとき,菊池省三先生の「価値語」の実践を知りました。菊池先生の実践は更に発展しています。その当時,少しでも重なる部分があったことに大変勇気付けられました。興味がある方は,さらに広げて調べてみてください。

 

自分自身,様々な実践に出合い感銘を受けたとき,それをまず試そうと考えます。しかし,方法だけでなく,そこに至る教師の思いについても考えます。思いを共有することができたら,子どもに伝わる部分はもっと多くなるかもしれません...