授業をつくるTV

このブログでは,youtube「授業をつくるTV」と連動して,子どもと教師,子ども同士のやり取りから,授業の姿やそれを作り出す教師の思いを考えていきます。

第5回「電気を通す物①…いや 先生!違います!!」

↑クリックして動画を見てください。

 

今回は三年生  理科の「電気を通す物」を明らかにしていく授業の導入部分です。

子どもは,なんとなく電気を通す物が「金属っぽい物?または銀色の物?キラキラしている物?」であることに気付いている場合が多いです。

なので,同じスプーンでも「電気を通すスプーン」と「電気を通さないスプーン」があるという気付きから,スプーンの材質に目を向けさせていきます。

 

そして,私が一つ意識していることは,子どもに「いや 先生 それは違います」と言わせるような「やり取り」をすることです。

問題解決学習のときの教師は,先生も問題の答えを知らない…子どもと一緒に問題を明らかにしていく雰囲気を作ることが大事だと思っています。(もちろん,ときには教えることも大事ですが…)

ここでは,わざと…

T「スプーンは電気を通す?」

C「通す」

T「そうか,これは通すのか」→プラスチックのスプーンを見せる

C「いや,先生それは通さないです」

T(今,通すっていったじゃない…)

C「いや,そうじゃなくて…」

と,「スプーンは電気を通す」という子どもの言葉をとって,子どもの思考の逆をわざと付いていくような感じです。

そうすることで,子どもの観点がスプーンの材質に向くとともに,自分の言葉で説明したいと,一斉にしゃべり出します。(または手が上がります)

 

動画のような子どもとのやり取りが,問題を明らかにしたいという「子どもの意欲」につながっていきます。また,そのやり取りをすることで,「何を明らかにしていこうとしているのか」を子どもがはっきりと掴むことができます。

 

子どもの思考の逆を付くのは一つのやり方で,すべてではないです。

しかし,今,「教師が与えた問題を子ども自身の問いにしていく」導入でのやり取りが,どの教科においても,とても大事なように思います。